ARMA3での重量はコンフィグのmassという設定で決定されます。
このmassはArsenalで確認するとweightとして表示され、ACE3を導入していればkg表示でその重さを確認することが可能です。
また、装備品の容量はmassが基準となっており、例えば装備品の容量が100の場合はアイテムのmassが合計100になることでそれ以上入らなくなる訳です。
しかし、このmassには問題があります。
それは体積と重量が同じ概念として設定されていることです。
例えば、9本の弾倉が入るベストがあるとして、そこに9本の弾倉を入れるのは簡単ですが、では空の弾倉があったとしましょう。
この空の弾倉を”体積が装填済みの弾倉とかわらないからmassは変更しない”のか”重量が装填済みの弾倉より軽いからmassは減らす”のかで話が変わります。
前者の場合は空の弾倉なのに装填済みの弾倉と同じ重量の不自然な弾倉になり、後者では9本しか入らないベストに20本の弾倉が入ったりする訳です。
残念ながら、現在のARMA3ではこの矛盾を解消できません。
ARMA3に改良されたスタミナの概念が追加されたことで、この重量の問題が重要になってきます。
バニラでは装備重量はゲージで表示されますが、ACE3を導入すればkgとして表示されるようになります。
ここで、ACE3を1つの基準として考えた場合、バニラと一部のModの銃火器は実物の場合以上ある無駄に重たい代物だったりする訳ですが、これはmassの考え方が製作者ごとに違うために発生する問題とも言えるわけです。
しかし、これらのModをACE3を併用して使う場合に必ずその重量過多がネックとなり、必要以上に装備の選択を狭めてしまうわけです。
ということで、MAAではOptionとしてACE3を基準とした実物に近い重量を再現するオプションファイルを用意しています。
ただし、すべてのアイテムを実物に近い重量にすることはできません。
例えば、スタナグマガジンなどの場合は一種の基準となっており、このスタナグマガジンが何本入るかで装備の容量を決定しているModもあります。
さらに、重量を重くすればデフォルトのユニットの行動が正常に行えなくなる可能性もあり、Modによっては一切の改変が禁止のライセンスであったりするなどの理由で一部アイテムの重量は変更できません。
MAAのオプションファイルでは、これらの問題がないアイテムの重量を再調整しています。
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