2018年12月21日金曜日

75Hz1msモニターの残像について

LG 24MP59G-P 75Hz/1ms(MBR)モニターを購入してから1年半ほど経過したのでちょっとした検証を行ってみました。
 内容は5ms時と1ms時の残像の違いと各種モードの比較というものです。
また、144Hzじゃなくても1msの意味はあるのかについても検証してみます。

 公式商品紹介ページ

※応答速度やリフレッシュレートについては説明を省きます。

-MBR(Motion Blur Reduction)-
このモニターの機能であるMBRは1コマごとに黒フレームを挿入すると技術で、液晶の残像を打ち消すというものです。
ただし、1コマごとに黒フレームを挿入するわけですから必然的にフリッカーが発生するので目が疲れたり画面全体が暗くなる欠点もあります。
 24MP59G-PはMBR時のみ1msとなります。

-オーバードライブ-
このモニターにはオーバードライブと呼ばれる応答速度を向上させる機能が備わっていますが、仕様上はこの機能で1msを実現できません。
オーバードライブを使用することで多少の残像を減らすことができます。
24MP59G-PにはHigh/Middle/Low/off が選べます。


-検証-
コンデジPanasonic DMC-FX37で下限シャッター速度 1/250(最速)で撮影します。
私の肉眼より鮮明に捉えているので実際の見え方はもう少しボケて見えると思います。
テストにはこちらのサイトを利用、撮影時のサイトでは75FPS/75Hzです。
画像はクリックするとオリジナルサイズで見れます。
※モニターの個体差による見え方の違いがある可能性があるので参考程度に御覧ください。
 オーバードライブ無効(5ms)
カメラでは見えますが、肉眼ではUFOの中身を捉えることができない程度に残像がありました。


オーバードライブLow
通常モードよりは残像が少なく見えます。


オーバードライブMiddle
さらにくっきりと見えます。


 オーバードライブHigt
オーバーシュートしてしまい逆に残像が目立ちます。
実用はMiddleが良さそうです。



MBR/1ms オーバードライブなし
画面全体が暗くなっていますが仕様です。
カメラではオーバードライブがないと残像感がありますが、肉眼ではUFOの中身までしっかり判別可能でした。


MBR/1ms オーバードライブLow
くっきりと見えるようになり判別が容易になりました。


 MBR/1ms オーバードライブMiddle
Lowとあまり変わらない印象ですがこちらもくっきり鮮明に肉眼で捉えられます。


MBR/1ms オーバードライブHigt
オーバードライブによるオーバーシュートはMBRでも完全には消すことができないようですね。
肉眼でも残像が増えているのが確認できました。


-まとめ- 
75Hz/1msモニターでも1msの効果は肉眼ではっきりと確認できました。
Higtではオーバーシュートが目立ち、MBRははっきりと動くものを視認できますが、フリッカーの関係上長時間の使用には耐えません。
また、iiyama G2530HSU-B1も試すことができたのですが、こちらもオーバードライブ最大時にはオーバーシュートがとても目立っていました。


-60FPS前後の環境で1msって意味あるの?-
検証は75Hzで行いましたが、60FPS(60Hz)で確認しても同じ効果を感じれたので60FPS環境下でも1msは十分効果があります。
筆者は144Hz/1msモニター のMSI G24Cを注文したのでそちらでも検証してみたいと思います。注文が数日経っても確定しなかったので気が変わってキャンセルしましたので検証はできません。申し訳ないです。

2018年3月8日木曜日

【エンコード】AVCとHEVCの比較とビットレート

既に多くの比較記事や動画が上がっていますが、個人的なメモを兼ねて記事にしておきます。
今回は録画およびストリーミングでの使用を前提とした基準を決めることです。

条件は以下の通り
ゲーム Dirt4
キャプチャ ReLive
解像度 1080p
FPS 30

- AVC -

エンコードテストDirt4 1080p 30fps AVC 10Mbps



多少の粗さは目立ちますが、動きのあるシーンでも対応できる設定でした。
ストリーミングではアップロードは余裕なのですが、視聴者の環境次第でロードに詰まるデータ量です。


エンコードテスト Dirt4 1080p 30fps AVC 5Mbps



明らかにノイズがありますが、ストリーミングにおいては視聴者と転送量を考えると無難な設定です。
場合によっては720pの方が良いかも。


- HEVC -

エンコードテストDirt4  1080p 30fps HEVC 10Mbps



録画では文句のない設定です。
AVCと比べてもノイズが少ないのがよくわかります。


エンコードテスト Dirt4 1080p 30fps AVC 5Mbps



さすがにノイズがありますが、1080pでもどうにかなりそうな画質です。

2018年1月21日日曜日

【レビュー】ロジクール G433



ゲーミングヘッドセットのG433、DTS Headphone:Xで7.1ch対応製品です。



パッケージはいつもと違って落ち着いた色合いです。



開けにくい箱を開封すると本体とご対面。



1.4万円もするのに金メッキじゃないプラグを見てちょっと萎えましたが、メッキは酸化防止の為なので音質には影響しません。



マイクはブースト機能がありますが、残念ながらAGCなので勝手に音量が変化する仕様です。
大きな音を入力すると自動的に音量が下がるのでご注意を。
ただし、ノイズカットをせずともほとんどノイズの聞こえないクリアなボイスチャットが可能で音量も必要十分のようです。

付属のUSBを使用することで7.1ch化されますが、このサラウンドはバーチャルサラウンドなのでシャラシャラ音がとても気になり聞いていられません。
この付属のUSBを使用すると他社のヘッドフォンもサラウンド化できますが、動作を保証するものではありません。

ヘッドフォン ATH-AD500Xとの比較ですが、パッド内径が広いので耳たぶをパッドに挟まない分違和感が少ないのですが、ベアロ調なのに蒸れにくい500Xと違ってG433はメッシュパッドで冬場でも少し蒸れてしまいました。
ステレオ時の音質に関しては、1万円台の500Xより痩せたような音で、ゲームには良いですが音楽となると不得意そうな印象でした。

マイク SONY ECM-PCV80Uと比較してみましたが、PCV80Uは付属のオーディオボックスを使用してもホワイトノイズが目立ってノイズカットしないと使いにくかったのですが、G433のマイクはそれがないので良いかと。

2018年1月8日月曜日

【解説】Bloggerで書式を崩さず画像を左に寄せる方法

HTMLを編集せずとも作成モードで調整可能です。

画像を載せたらその画像をクリックして"配置"を左にするだけです。
画像のところから左にすると文字が画像の右に寄ってしまうので使いにくいです。

【レビュー】Corsair 270R ミドルタワーPCケース

PCケースを新調しました。
以前のケースは上ファン取付可能なのですが、ケースの設計の問題で12cmファンが取り付けられないという致命的な問題がありました。
他にも劣化による樹脂パーツの破損があったのでPCケースを交換することに。



選んだPCケースはCorsair 270Rです。
7000円ちょっとで購入したケースなのですが、HDDを縦置き可能(HDDは縦置きの方が寿命が伸びるとかなんとか)なのと、最近Corsair製品が多いのでケースもCorsairにしてみました。

サイドパネルのネジは完全に外れず紛失防止になっているのは嬉しいポイント。
フロントパネルのミニプラグのジャックもノイズが乗らないのでちゃんと使えます。



ストレージがケースの背面に装着されるちょっと変わったケースです。
おかげでフロントファンの風がダイレクトに届きますし、ケーブルもスッキリしてメンテが楽です。
その分横の厚みが普通のケースに比べて数センチ太いです。



ストレージはケースの背面に装着します。
ファンがなくともストレージは意外と30℃を超えないものです。
ただ、画像の右から二番目のSSDの位置は裏にグラボが来るので+5℃ぐらい温まる様子で、台座があるので隙間があるのですがちょっと気になりますね。

あと、電顕ユニット次第ですが、場合によっては私みたいに分配もしくは電源用の延長ケーブルが必要になる可能性があります。
私は二股SATA電源ケーブルを2つ購入して装着しました。
SATAケーブルもマザボ側にL型端子が装着できない場合は両端ストレートのSATAケーブルが必要になるでしょう。


モニターソフト上では35℃が最大となっていますが、SSD自体は70℃ぐらいまで耐えれるらしいので問題なさそうですね。
なお、グラボが高負担で稼働した時もSSDの温度は変わらなかったのですし、実際にSSDの裏部分を触っても人肌以下に感じられたので問題なさそうですね。

同じ値段の5000円前後のケースと比較しても頑丈でしっかりしていました。
ストレージのケーブル類に一工夫必要なのはちょっと面倒ですが、すっきりするのでエアフロー的にはこれぐらいの手間は良いかなと思いますね。