内容は5ms時と1ms時の残像の違いと各種モードの比較というものです。
また、144Hzじゃなくても1msの意味はあるのかについても検証してみます。
公式商品紹介ページ
※応答速度やリフレッシュレートについては説明を省きます。
-MBR(Motion Blur Reduction)-
このモニターの機能であるMBRは1コマごとに黒フレームを挿入すると技術で、液晶の残像を打ち消すというものです。ただし、1コマごとに黒フレームを挿入するわけですから必然的にフリッカーが発生するので目が疲れたり画面全体が暗くなる欠点もあります。
24MP59G-PはMBR時のみ1msとなります。
-オーバードライブ-
このモニターにはオーバードライブと呼ばれる応答速度を向上させる機能が備わっていますが、仕様上はこの機能で1msを実現できません。オーバードライブを使用することで多少の残像を減らすことができます。
24MP59G-PにはHigh/Middle/Low/off が選べます。
-検証-
コンデジPanasonic DMC-FX37で下限シャッター速度 1/250(最速)で撮影します。
私の肉眼より鮮明に捉えているので実際の見え方はもう少しボケて見えると思います。
テストにはこちらのサイトを利用、撮影時のサイトでは75FPS/75Hzです。
画像はクリックするとオリジナルサイズで見れます。
※モニターの個体差による見え方の違いがある可能性があるので参考程度に御覧ください。
オーバードライブ無効(5ms)
カメラでは見えますが、肉眼ではUFOの中身を捉えることができない程度に残像がありました。
オーバードライブLow
通常モードよりは残像が少なく見えます。
オーバードライブMiddle
さらにくっきりと見えます。
オーバードライブHigt
オーバーシュートしてしまい逆に残像が目立ちます。
実用はMiddleが良さそうです。
画面全体が暗くなっていますが仕様です。
カメラではオーバードライブがないと残像感がありますが、肉眼ではUFOの中身までしっかり判別可能でした。
MBR/1ms オーバードライブLow
くっきりと見えるようになり判別が容易になりました。
MBR/1ms オーバードライブMiddle
Lowとあまり変わらない印象ですがこちらもくっきり鮮明に肉眼で捉えられます。
MBR/1ms オーバードライブHigt
オーバードライブによるオーバーシュートはMBRでも完全には消すことができないようですね。
肉眼でも残像が増えているのが確認できました。
-まとめ-
75Hz/1msモニターでも1msの効果は肉眼ではっきりと確認できました。Higtではオーバーシュートが目立ち、MBRははっきりと動くものを視認できますが、フリッカーの関係上長時間の使用には耐えません。
また、iiyama G2530HSU-B1も試すことができたのですが、こちらもオーバードライブ最大時にはオーバーシュートがとても目立っていました。
-60FPS前後の環境で1msって意味あるの?-
検証は75Hzで行いましたが、60FPS(60Hz)で確認しても同じ効果を感じれたので60FPS環境下でも1msは十分効果があります。
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