2017年7月18日火曜日

【PC関連】Ryzen 7 1700のOC CPUとマザーの温度をチェック

Ryzen 7 はブーストがありますが、全コアにブーストがかかる訳ではないとのことで、全コアOCした場合の温度などを比較したいと思います。
今回は興味本位で常用するならどこまでOCできるのかという内容を簡単にまとめて見ました。

OS Windows 10 home
マザーボード MSI B350M GAMING PRO M-ATX
CPU AMD Ryzen7 1700
メモリ CORSAIR DDR4 VENGEANCE LPX Series 8GB×2
グラボ MSI Radeon RX470 ARMOR 8G OC
CPUクーラー SCKTT-1000
電源ユニット Corsair CX550M

室温27℃ 空調にて温度一定



まずは非OC状態のアイドル



高負担



Ryzen Master を使用してOCする。
電圧は変更せず全コア3.6GHzへ



高負担の様子
マザーの温度はアイドル時に+2℃ほどだが誤差の範囲
高負担時はマザーはほぼ変化なし
CPU温度はアイドル時+11℃ 高負担時は-5℃

何度測定しても全コア3.6GHzの時は高負担時の温度が下がった。
これはブーストがかけれない状態だったのが原因かもしれない。



続いて1.3Vに電圧を盛って3.7GHzへ
TPDはこの時点で65Wではなくなりほぼ95Wになる。



マザーはアイドルの変化は誤差の範囲、高負担時は+1~5℃差。
CPUはアイドル時+5℃ 高負担では5℃ほど上がり60℃へ

空冷でも常用できる温度ではありますが、これが空調なしの真夏だと70℃近くまで上がるので精神衛生的に悪いですね。

私の家は人間とペットに対しては空調を使いますが、PCが熱いからと言って空調はかけないので真夏でも耐えれる前提の組み方をします。
正直、現状でもCPUの性能を余らせてるので全コアOCというのはやらなくてもいいかなっていうのが私の答えです。

ちなみに、室温35℃ではマザー全体で50℃以下 CPU高負担で55℃が最大となります。
FXシリーズはマザーが焼けてしまいましたが、意外と無理させず真夏でも空冷でどうにかなるのがRyzenの魅力の1つですね。

2017年7月12日水曜日

【ARMA3】Ryzen 7 1700のCPU使用率【検証】

CPU使用率がなんだか偏っていた気がしたのでプレイ中の様子をSSに保存してみました。
描写距離とAIとの距離を変えて簡単に検証してみます。
なお、FPSの低下はグラボも関係あるのでその点はご注意を。



ドミネーション中の基地にて
描写距離1500m
81FPS



ドミネーション中の基地にて
描写距離5000m
67FPS



ドミネーション中の戦闘エリアにて
描写距離5000m
43FPS


使用率はどれも大差なく、CPU#0だけ(1スレッドのみ)が極端に使用されています。
なお、ARMA3を落とせば5%以下になるので他のアプリケーションは関係ないと思われます。
FPSの上下は描写距離と街中か山の違いによる描写オブジェクトと戦闘による負荷と判断していいでしょう。
しかし、1スレッドのみ極端に使用されているのは気になりますね。
何か解決策がある訳でもないですが...。


結局のところ、AIが多ければ多いほど負荷は増えますが、直接描写をしなくても負荷になるということが改めて確認できました。
サーバーが別の場合は負荷が減るのかも知れませんが、ここらへんの処理は詳しくないのではっきり言うとよくわかりません。
描写距離を上げてもCPUへの負荷は若干増えますが、CPUよりもグラボのことを気にして描写距離を調整すべきだと改めて認識できました。

2017年7月9日日曜日

【ARMA3】Ryzenのパフォーマンス簡易チェックと設定

しばらく見ない間にARMA3のランチャーの仕様が変更になり、パラメーターも気になったので簡単な検証を行いました。

-SMTには対応してるかチェック-
Ryzenにはi7シリーズなどで言うハイパースレッディングと同じSMTと呼ばれる技術が使われています。
ARMA3はHTに関するパラメーターが存在するのですが、これがRyzenに対して有効なのか確認してみました。
-enableHTのパラメーターを使ってみましたが、結果から言うと使用率もFPSもまったく変化なしで、おそらく無効化されている可能性があります。



-Radeon Setting の最適化-
どちらかと言えばグラフィックの関係ですが、こちらもついでに載せておきます。


AIを適当に大量に配置して負荷をかけてテストします。



Radeon Setting に自動的に最適化された状態で確認すると55FPS



プロファイルを削除した状態では60FPS


これはGefoでも同じことが言えますが、自動で生成された最適化プロファイルは必ずパフォーマンスが向上するとは限りません。
描写や安定性の向上はあるかも知れませんが、自動生成そのままだと問題があるかもしれません。
なお、これとは別にグローバル設定なる基本の設定が存在するので、この設定を変更することでパフォーマンスが向上することはあります。

2017年7月8日土曜日

【PC関連】ARMA3とRyzen【ARMA3】

AMDのCPUに最適化されていないのか、AMDのCPUではパフォーマンスが酷いと一部で言われるARMA3ですが、Ryzenではどうなのか気になって試してきました。


以前の構成ではPhenom2 x2 560のコアアンロック(B60プロセッサー 4コア)とFX-8350を使用していましたが、前者はバニラでドミネーションをプレイすると平均で20FPS、後者は30FPSあるかなないかでした。
ここにModが入るとグラボは余裕があってもCPUのせいでFPSは10以下とプレイにならないことが多く、これが理由で私はARMAから離れていました。
BF1は60FPS維持できるのにARMA3は10FPSしか出なかったわけですからね。

しかし、今回はRyzen 7 1700に変更したことでバニラ60FPS維持が可能になりました。
グラ設定とドミネーションのバージョンなどの条件は上記とは異なり、ややグラと描写距離を増やしていますが、以前と同じ条件だとFPSが1~5上がる程度の違いなので盛っています。


画像は見にくいですが、左上にFPSの表示が出ているので確認できると思います。

Ryzen登場初期はARMA3にて1スレッドしか使用されないという問題があったようですが、現在では全スレッドを均等に使用しているのでその問題はありません。

参考に他の人の動画を貼っておきます。



こちらの動画では各スレッドの状態がわかるので、すべてのスレッドがちゃんと使用されているのは確認できると思います。
ARMA3でのRyzenの使用は問題ないと言っていいでしょう。



i7 7700kなどと比較した動画ではRyzenは不利な様子ですが、これはRyzenに対して最適化されていないという問題もあります。
これはARMA3だけではなく、現状のほとんどのゲームでCPUのパワーが有り余っているのです。
実際、ゲームのFPSを低下させずにソフトウェアエンコードができてしまう程度には有り余っています。



では、10コア20スレッドのi9だとどうなるのかという比較です。
こちらの動画ではほとんど差が出ていないことからわかるように、8スレッド以上のCPUはゲームには使えるが余ってしまうというのが現状なのが理解できるかと思います。

あと、上記の情報について注意点があります。
よく比較にされるキャンペーンの部分ですが、シングルプレイとマルチプレイはまったくパフォーマンスが変わってきます。
シングルは軽いですが、基本的にマルチは重いと言っていいです。
更に、ARMAはModゲーなので、マルチで必ずと行っていいほどModが入る訳で、これが更にパフォーマンスを悪化させて重くなる訳です。
これはARMAをこれから購入しようという人に向けた言葉ですが、ARMAを買うならCPUには余裕を持たせて考えないとマルチで泣くはめになります。