2019年8月1日木曜日

PCパーツ情報2019 ミドル~ハイエンドの話 CPU編

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2019年8月現在の最新現行CPUの簡単な説明です。
友人向けに簡単に作ったものなので、画像もありませんが。
この解説ではゲーミングPC向けのミドルからハイエンドの製品を扱います。


  • CPU


スコアはPassMarkから
価格は価格.comの最安価


AMD
製品名熱電力設計コア数/スレッド数価格PassMarkスコア
Ryzen 7 3950XTDP105W16C/32T9月予定
Ryzen 7 3900XTDP105W12C/24T7.4万円31,827
Ryzen 7 3800XTDP105W8C/16T5.1万円24,895
Ryzen 7 3700XTDP65W8C/16T4.2万円23,896
Ryzen 5 3600XTDP95W6C/12T3.2万円20,575
Ryzen 5 3600TDP65W6C/12T2.6万円20,035


Intel
製品名熱電力設計コア数/スレッド数価格PassMarkスコア
i9 9900kTDP95W8C/16T5.6万円23,000
i7 9700kTDP95W8C/8T4.5万円17,195
i5 9600kTDP95W6C/6T2.9万円13,528


スコア順
製品名熱電力設計コア数/スレッド数価格PassMarkスコア
Ryzen 7 3900XTDP105W12C/24T 7.4万円 31,827
Ryzen 7 3800X TDP105W 8C/16T 5.1万円 24,895
Ryzen 7 3700X TDP65W 8C/16T 4.2万円 23,896
i9 9900k TDP95W 8C/16T 5.6万円 23,000
Ryzen 5 3600X TDP95W 6C/12T 3.2万円 20,575
Ryzen 5 3600 TDP65W 6C/12T 2.6万円20,035
i7 9700k TDP95W 8C/8T 4.5万円 17,195
i5 9600k TDP95W 6C/6T 2.9万円 13,528

現在はマルチスレッドの性能ではAMDがintelを上回りコスパも優れています。
ただし、シングルスレッド性能は第2世代Ryzenに比べて大きく改善されましたが、それでも若干Intelより性能が低いです。
極端に言えばRyzenがマルチスレッド特化でCoreシリーズがシングルスレッド特化なので、古いゲームや軽量なオンラインゲームはCoreシリーズの得意分野、新しいゲームやエンコードとかゲームサーバー立てながらゲームするならRyzenと言ったところです。

ゲームに必要なコア数はゲームごとに変化します。
以下の動画を見てもらうとわかるのですが、コア数が違ってもパフォーマンスの差が出ないタイトルはそこまでのコア数にしか対応していないと思って良いです。
現行タイトルでも、重たいタイトルで4コアまで、6コアまで、8コアまでと結構バラバラで、軽量なオンラインゲームは2コアとかよくありますし、やりたいゲームでコア数を決めてもよいかと。
もし、マルチタスクしながらゲームもしたいということであればコア数は多い方が良いですし、GPUではなくCPUでエンコードして配信するということであれば8コア以上が良いと思います。







  • チップセット

CPUの使用可能な機能を決めたり、マザーボードの拡張性やメモリ動作周波数上限などにも影響します。

intel現行チップセットはちもろぐ様のリンクを貼らせていただきます。
インテルの新チップセット「Z370」「H370」「B360」の違いを徹底解説

AMD
チップセットPCI-Express
モデルグレード世代PCIe世代PCIe転送速度CrossFireSLI
X570ハイエンド第3世代Gen464GT/s対応対応
X470ハイエンド第2世代Gen332GT/s対応対応
B450ミドル第2世代Gen332GT/s対応非対応
X370ハイエンド第1世代Gen332GT/s対応対応
B350ミドル第1世代Gen332GT/s対応非対応
A320エントリー第1世代Gen332GT/s非対応非対応
※USBやSATAはMBによって変化するので、増設などをされる場合は調べてください。

Ryzen3000シリーズは上記の全チップセットで使用可能ですが、VRMやメモリ動作周波数の関係で今から買うならX570 X470 B450で使用するのが無難です。
『NVMeでPCIeGen4対応の高速なSSDを使用したいならばX570』
『メモリのOC耐性ができるだけ欲しいならX570 X470』
『ミドルマシンやコスパ重視ならB450』
価格もX570>>X470>B450となっています。


  • DRAM/メモリ

Coreシリーズは大きな差ができませんが、Ryzenはメモリ動作周波数でパフォーマンスに差ができます。
第3世代での定格メモリ動作周波数は3200MHzですが、マザーボードが対応すればそれ以上の動作周波数も利用可能で、より高いパフォーマンスを得ることが可能です。
ただし、B450は定格3200MHzをネイティブサポートせず、2019年8月現在は2933MhzがRyzen3000での動作保証周波数となっており、定格動作は動作保証対象外です。
これは設計的な問題の可能性があり、今後変更が入る可能性は少なくあるとすれば新造のB450製品か、噂程度のB550リリースぐらいです。

確実に3200MHzで動作させたい場合はX470 X570をおすすめしますが、B450でも難なく動作するので、マザーボードのQVLと欲しいメモリを比較して選定してください。
注意点としてはQVLは動作確認リストですが、動作保証リストではないので動作しなくても保証は受けれません。

マザーボードのBIOSにAGESAというファームウェア(詳しくは省略してここではファームウェアと表記する)があり、このAGESAのバージョン次第でメモリの互換性が大きく変化します。
基本的にQVLにあるメモリは動作すると思われますが、QVL外のメモリがAGESAのバージョン次第で動作したりしなかったりするという報告があり、無難にQVLにある製品を選ぶと良いです。
AMDはAGESAの更新を続けており、互換性改善とOC耐性の向上(OC耐性は副産物かも)がされています。

ここまで脅しましたが、基本的にメモリは各世代ごとの定格動作周波数か、それ以下で使用すると大抵は動作する筈です。保証はしませんが。
また、メモリは国内代理店を通した商品は型番が変わることもあるのでQVLで見つけれない可能性があるので、欲しいメモリと同じメーカーで同じ仕様の型番があれば検索をかけてみると同じ製品だったとかもあるので検索してみてください。


グラフィックボード編
PSU/電源ユニット編

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