パッケージや付属品は沢山レビューがあるので省略しますが、3700Xと忍者五の組み合わせレビューがなかったので結果だけ書いておきます。
ついでに800rpmの付属ファン交換は効果があるのかについても簡単に検証します。
超天では冷やしきれなかった3700X
サイズ虎徹Mark2のトップフロー版とも言えるサイズ超天ですが、こちらでOCCTを5分以上回すとCPU温度が89℃になっていました。この時のチップセットドライバーのバージョンは7月7日にリリースされた最初のバージョンで、使用しているMBはTFU B450M-PRO GAMING のBIOSはAGESA未表記1607でした。
それからbios1804でAGESA1.0.0.3ABになり、チップセットドライバーも1.07.29.0115にアップデートすると、OCCTでの動作温度が70℃に固定された代わりに動作周波数は4GHzまで落とされるように挙動が変化したのです。
結局冷やしきれないと判断したので、超天は例の問題もあって忍者五に買い換えることにしました。
とりあえず巨大なパッケージはQ300Lのミニタワーケースに入るのか不安なサイズ。
開封するとなんか汚い。中古品疑惑。
ネジ穴精度は問題ないが、なんか裏側が荒い。使えればいいけど価格から考えるとなんかヤダ。
ミニタワーケースにギチギチに入った忍者五。
メモリは高さ35mmで結構余裕がある。ファンは簡単に取り外せるので作業性はかなり悪いがCPUクーラーを取り付けたままメモリの交換は可能。
ファンの位置も高くできるので、ケースが許容すれば40mm高のメモリもいけるはず。たぶん。
CPUファントップとケーストップの隙間は結構ある。
ここらへんは虎徹とかと大きな差はない。
10分ほどOCCTを回した結果がこちら。
室温26℃湿度50%
温度は68℃~70℃ほどで安定してるが、これは動作周波数を自動で抑えて70℃に維持していると思われる。
動作周波数自体も4GHz以上には回らず回ったとしても4.2GHzとブースト最大の4.4GHzには届かない様子。
予想よりも冷えないのでファンを1600rpmの物に交換して同じ条件で測定。
ファンはサイズの現行品のひと世代前のモデルで、現行品と風量に差はない。
ファン回転数に問題がないことを確認して温度チェック。
動作周波数は変わらず温度は65℃ほどに下がり-5℃~2℃の効果がある様子。
ちなみに1200rpmで試すと67℃ほどだった。
この結果から見て1200rpmファンへの換装は殆ど意味がないと判断してカートから削除してしまった。
ちなみに、納得できずグリスをMX-4に塗り替えたが全く変化がなかった。
もちろん樹熱プレートの保護フィルムは剥がしている。
ここまでくるとCPUクーラーではなく、CPU側の問題な気がする。
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