2013年10月31日木曜日

【ARMA3】MAA V1.3補足説明【Addons】

MAA V1.3から、トルク中心のセッティングから、実車データを元にしたセッティングを行いました。
トルクはデフォのデータがほぼピッタリな車両もありましたが、架空の車両やスペックの公開されていない車両については想像でセッティングしています。

登坂能力は従来と同じかそれ以上に調整し、主力戦車などは質量も調整しましたが、コーナーでの挙動は変化し、加速減速はあまり影響しませんが、普通車への体当たりは強烈です。
主に、デフォルトの低トルクかつ最高速を捨てたギア比を、トルク重視よりの最高速なギア比に調整しました。
デフォルトで4速だった主力戦車のギア比を8速にしましたので、スムーズな走行が可能です。

ギア数についてですが、基本的に大型車や重機などは、多段化や無段階変速などを使用します。
重い車体を動かすために、トルク重視で低回転なエンジンを回し、ギア数を多くして対応するのです。
しかし、古い車両では従来の5速であったり、主力戦車も一昔前は前後2速なんていうのが普通でした。
現代の装軌装甲車の類も前進4速 後進2速なんていうもの珍しくありません。
なので、全ての重車両=多段化というのは間違いです。
また、擬似的に無断階を再現することは可能ですが、クラッチのロスをなくした上で20段変速などにするので、非常に高性能なオートマに過ぎません。

主力戦車のセッティング
デフォルトよりもパワフルにかつ、安定した加速とパワーを提供します。
加速とパワーはあくまで戦車らしく、M2A1の場合はメルカバを参考にしました。
実物とは異なりますが、T-100が0.1単位違うと変速しないので、変則ロスのない11段変速を使用して、非常にスムーズな加速を実現しました。
また、M2A1についても、T-100と同じ原理の30段擬似無段階変速機を搭載し、従来のパワーでも十分な加速性能を得られます。最高速度は時速60k/mピッタリで、登坂能力は静止状態から40% 助走をつければ45%までですが、50%近くなると一瞬で減速しますのでご注意。(だいたいそんなところ走らない)
T-100は素早い超信地旋回とは裏腹に、旋回性能は極端に低いので、サスペンションをやわらかくして旋回性能を向上しました。
結果、車高短になってしまいましたが、これについては別で調整します。

装軌装甲車のセッティング
元々、操作性のよかったナメルについては、8速化とサスペンションの調整による走行性能向上を行いました。
重装甲ということですが、具体的な重量は確認できないので、一般的な装軌装甲車よりも重いと見て設定しています。
BTR系については、異常な加速力・トップスピート・低登坂性能・不安定な足回り をギア比とオメガの調整と、サスペンションのセッティングを見なおして対処しました。
しかし、不安定な足回りは、これ以上安定性を望むと足がガチガチになるので限界です。

装輪装甲車のセッティング
全車両、安定性の高い落ち着いた車両ですが、A2のLAVやストライカーには程遠いパワー不足を感じました。
特殊なのか、トルクの変更を一切受け付けないので、別でセッティングすることで調整しました。
LAVほどのスムーズな加速はありませんが、装甲車の重量を感じられる動きになりました。
AMVについては、これはデフォルトで走行を開始するとサスペンションが縮んで戻らなくなるという現象がありますが、これは修正不可でしたのでそのままです。
元々、車高が高いので段差は問題ありませんが、ブレーキによる制動性能が少し悪いです。

装輪車両のセッティング
4輪系の輸送車及び装甲車は、ギア比の変更で走行性能をあげていますが、元々悪くないのであまり変わらないと感じるでしょう。
トラック及びトレーラーについては、大型車らしく8速のトランスミッションを搭載し、トルク重視に仕上げました。
スムーズな加速はもちろんですが、ハイウェイや高速道路を意識して、最低でも平地で100k/mのトップスピードは保証されます。
現在のマップには、100k/mも出せる場所は少ないですが、本来の性能として意識して調整しただけです。

ATVのセッティング
足回りとフルタイムの4WD化を行うことで、オフロードでの操作性向上を実現しました。
また、吸気さえきちんとしていれば、タイヤの大きなATVは水の上に浮かんでも走れますので、フロート化で浮かぶようにしました。
パワーは少し上げており、実車でもスロットル全開にすれば少々暴れますし、意外と加速が早いです。

以上となりますが、実車の完全再現というものは望んでいないということをここに宣言しておきます。
設定項目の種類が少ないので、細かい調整ができない部分もあり、物理演算の仕様でどうにもならない部分もあります。
1を取れば1が無くなるなんてこともありますので、調整に完全というものは存在しません。
あくまで、実用的な車両として仕上げただけであり、資料としてモデルとなった車両のデータを参考にしたに過ぎません。
また、ARMA3の時代設定などを考えても、現在存在する車両がモデルであっても、スペックは別物ということも考えられます。
特に、外見は同じでエンジンが違うなんて改良は、どこの国でもやっていますからね。
これから30年後の兵器やパワーユニットなんて、もしかしたらトンデモ性能かも知れませんしね。

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